“あかだすき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
赤襷90.0%
赤襻10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一つどぎもをぬいてやれと、それまで、お茶坊主役をつとめていた幇間たいこもちの連中が、金屏風きんびょうぶをとらせて、もう秋ではあったが、揃い浴衣ゆかた赤襷あかだすきで、かっぽれを踊って出た。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
オモヨさんも高島田にうて、草色の振袖に赤襷あかだすきがけで働いておりましたが、何に致せ容色きりょうはあの通り、御先祖の六美むつみ様の画像も及ばぬという、もっぱらの評判で御座いますし
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
よきをんなもありをとこもあり、五にんにんにんくみおほたむろもあれば、一にんさびしき老爺おやぢ三味線ざみせんかゝへてくもあり、六つ五つなるをんな赤襻あかだすきさせて、あれはくにおどらするも
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)