絹手巾きぬはんけち)” の例文
しかりといえども女子に適切なる職業に至りてはその数極めて少なし、やや望みをしょくすべきものは絹手巾きぬはんけち刺繍ししゅうこれなり。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
時々僕が妻の歓心を買わんが為に、小声で面白い話をすると、妻君は伏目になって、大きな口をすぼめて、買い立ての絹手巾きぬはんけちを当てて、ホホホホホと笑う。やがて新婚旅行の本場たる箱根へつく。
空想としての新婚旅行 (新字新仮名) / 正宗白鳥(著)