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『空想としての新婚旅行』
ふりがな文庫
『
空想としての新婚旅行
(
くうそうとしてのしんこんりょこう
)
』
新婚旅行とは噂を聞いても歯が浮くような気がするが、僕でも女房を娶ったら、悦しくて可愛くて、蜜月旅行を企てたくなるかも知れん。どうせ我々貧者の妻君になりたいと云う奴なら、ろくな容貌を備えていよう筈はないが、其処は人情で、自分の妻と思うと、まん …
著者
正宗白鳥
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「趣味 第二巻第五号」彩雲閣、1907(明治40)年5月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
悦
(
うれ
)
厭
(
いと
)
兎
(
と
)
卑低
(
ひく
)
涎
(
よだれ
)
白粉
(
おしろい
)
貴郎
(
あなた
)