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絹
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ぎぬ
ふりがな文庫
“
絹
(
ぎぬ
)” の例文
几帳の
垂
(
た
)
れ
絹
(
ぎぬ
)
を引き上げて源氏が中を見ると、夫人は美しい顔をして、そして腹部だけが盛り上がった形で寝ていた。
源氏物語:09 葵
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
その
日
(
ひ
)
の
晩
(
ばん
)
は、またいいお
月夜
(
つきよ
)
でありました。うす
絹
(
ぎぬ
)
のような
雲
(
くも
)
をわけて、まんまるの
月
(
つき
)
が、まんまんたる
緑色
(
みどりいろ
)
の
大空
(
おおぞら
)
へ
浮
(
う
)
かび
出
(
で
)
るのを、
少年
(
しょうねん
)
は、
家
(
いえ
)
の
前
(
まえ
)
に
立
(
た
)
ってながめていました。
夢のような昼と晩
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ほんとうに、海の旅をするのには、
申
(
もう
)
しぶんのないお天気でした。ただ、ひとつ、
残念
(
ざんねん
)
なのは、空がすっかり晴れわたっていないので、灰色のうす
絹
(
ぎぬ
)
をひいたようになっていることでした。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
“絹”の意味
《名詞》
(きぬ) 蚕の繭から取った繊維。
(きぬ) 絹糸で織った織物。絹織物。
(出典:Wiktionary)
“絹”の解説
絹(きぬ, en: Silk)は、カイコの繭からとった動物繊維である。カイコが体内で作り出すたんぱく質・フィブロインを主成分とするが、1個の繭から約800 - 1,200mとれるため、天然繊維の中では唯一の長繊維(フィラメント糸)である。独特の光沢と滑らかな質感を持ち、古来、衣類の材料(絹織物)などとして珍重されてきた。
(出典:Wikipedia)
絹
常用漢字
小6
部首:⽷
13画
“絹”を含む語句
絹布
絹帽
素絹
絹物
紅絹
甲斐絹
白絹
生絹
絹糸
絹縮
絵絹
絹紬
絹手巾
絹帽子
画絹
絹地
薄絹
鼠甲斐絹
絹紐
絹漉
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