“藤原夫人”の読み方と例文
読み方割合
ふじわらのぶにん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
藤原夫人ふじわらのぶにんが、前の御製にこたえ奉ったものである。龗神おかみというのは支那ならば竜神のことで、水や雨雪を支配する神である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
巻八(一四六五)に、藤原夫人ふじわらのぶにんの、「霍公鳥ほととぎすいたくな鳴きそ汝が声を五月さつきの玉にくまでに」
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
天武天皇が藤原夫人ふじわらのぶにんに賜わった御製である。藤原夫人は鎌足のむすめ五百重娘いおえのいらつめで、新田部皇子にいたべのみこの御母、大原大刀自おおはらのおおとじともいわれた方である。夫人ぶにんは後宮に仕える職の名で、妃に次ぐものである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)