“交誼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうぎ67.6%
よしみ24.3%
かうぎ5.4%
まじわり2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年来の御交誼こうぎに対してまずお祝いを申し上げなければと父が申しておりましたが、関白を拝辞しました自分が表だって出ることよりも
源氏物語:35 若菜(下) (新字新仮名) / 紫式部(著)
「ますます弁解が苦しいが、朋友ともだち交誼よしみに、店がいそがしかったと云うことにしておいてやろう」と、岩本は始終しょっちゅう笑っていた。
水魔 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
彼等かれらのやうなひく階級かいきふあひだでも相互さうご交誼かうぎすこしでもやぶらないやうにするのには、其處そこにはかならそれたいして金錢きんせん若干じやくかん犧牲ぎせいきようされねばならぬ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
しかし実を言えば何も書く材料は無いのである。黙していて済むことである。君と僕との交誼まじわりが深ければ深いほど、黙していた方が順当なのであろう。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)