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交誼
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よしみ
ふりがな文庫
“
交誼
(
よしみ
)” の例文
「ますます弁解が苦しいが、
朋友
(
ともだち
)
の
交誼
(
よしみ
)
に、店がいそがしかったと云うことにしておいてやろう」と、岩本は
始終
(
しょっちゅう
)
笑っていた。
水魔
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
どうか生不動の親分と貴方との、生前の
交誼
(
よしみ
)
をお思いなすって、小野派の道場で鍛えた腕をお貸しなすっておくんなさいまし
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
同じ町内の
交誼
(
よしみ
)
で椿岳は扇面亭の主人とはいたって心易く
交際
(
つきあ
)
っていて、こういう
便宜
(
びんぎ
)
があったにもかかわらず、かつて一度も書画会を開いた事がなかった。
淡島椿岳:――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
沼田の鹽原角右衞門殿は同姓の
交誼
(
よしみ
)
で手前を藁の上から取上げて育てゝ八歳に成って返す時、礼として五十金を贈られ、拙者は其の五十金を持って
身姿
(
みなり
)
を整え
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「では、おぬしは、年来の
交誼
(
よしみ
)
を捨て、この長崎屋の、咽喉をおしめになるつもりだの?」
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
▼ もっと見る
一体、自分達の方から進んで生徒を許すのが
至当
(
あたりまへ
)
だ。まあ勧めるやうにしてよこすのが至当だ。
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
も一緒に仕事をした
交誼
(
よしみ
)
が有つて見れば、自分達が生徒を連れて見送りに来なけりやならない。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
すると、
軍吏
(
ぐんり
)
桓楷
(
かんかい
)
という者があって、劉表とは、以前の
交誼
(
よしみ
)
があるとのことなので、桓楷を、その使者に立てた。
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
吉田神社の神官吉田兼和とは日ごろの
交誼
(
よしみ
)
も深い。その兼和が白河口に待っていて彼に告げた。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
河内
(
かだい
)
の
張楊
(
ちょうよう
)
は、呂布と
交誼
(
よしみ
)
があるので
後詰
(
ごづめ
)
して、呂布を助けんと称し、兵をうごかしました。
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“交誼”の意味
《名詞》
交誼(こうぎ)
つきあい、交際のよしみ。
(出典:Wiktionary)
交
常用漢字
小2
部首:⼇
6画
誼
漢検準1級
部首:⾔
15画
“交誼”で始まる語句
交誼上