“よしみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
34.6%
好誼21.8%
14.1%
交誼11.5%
情誼5.1%
友誼3.8%
好意2.6%
義視2.6%
吉見1.3%
1.3%
(他:1)1.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まじはりを絶つとは言ひしかど、よしみの吾を棄つるに忍びざる故と、彼はこの人のなほおのれを友としてきたれるを
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
互に求め合い、思い合っていた血縁、愛人達、よしみの深い友達共が、はっと息災な眼を見合わせた刹那、思わずおとした一滴です。
対話 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
「検屍を受けたらこのお手紙の内容が表沙汰になるおそれがありますからね。同業者の好誼よしみというものがありますからね」
少女地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
漁網の魚は、これを採って一さんの卓にのぼせ、地は割譲わけて、ながく好誼よしみをむすぶ引出物としようではないか。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かくの如く互によしみを通ずる時に当って、独り国をとざして万国と相親まざるは、人のみする処にあらず。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
また後に莫逆ばくぎゃくの友となった小島成斎も、はやく市野の家で抽斎と同門のよしみを結んだことであろう。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
河内かだい張楊ちょうようは、呂布と交誼よしみがあるので後詰ごづめして、呂布を助けんと称し、兵をうごかしました。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すると、軍吏ぐんり桓楷かんかいという者があって、劉表とは、以前の交誼よしみがあるとのことなので、桓楷を、その使者に立てた。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「兄が弟を庇ふのは無理もないが、諸人の迷惑、公儀の御手數を考へて、此邊で白状したらどうだ。匿まつた罪は、兄弟の情誼よしみを考へて、此場限り忘れてやるが——」
「兄が弟をかばうのは無理もないが、諸人の迷惑、公儀の御手数を考えて、この辺で白状したらどうだ。かくまった罪は、兄弟の情誼よしみを考えて、この場限り忘れてやるが——」
惣八郎の書置きには、「甚兵衛より友誼よしみをもって自裁じさいを勧められたるにより、勝手ながら」とことわってあった。
恩を返す話 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
兄弟分の友誼よしみで此の事はいわないと達引たてひいて呉れるなら、生涯食える様に百両遣ろうというのだ
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
汝に對してわれ大いなる好意よしみを持てり、げにこれより固くはまだ見ぬ者と結べる人なし、かかれば今は此等のきだも我に短しと見ゆるなるべし 一六—一八
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
彼汝にむかひて深き好意よしみつが故に、爲す事と求むる事とのうち他の人々の間にてはいと遲きものも汝等二人ふたりの間にては先となるべし 七三—七五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
そう申せば早速にも今出川殿(足利義視よしみ)は、霜月しもつきの夜さむざむと降りしきる雨のなかを、比叡へお上りになされたとの事、いやそれのみか、ついには西の陣へおはしりになったとやら。
雪の宿り (新字新仮名) / 神西清(著)
さう申せば早速にも今出川殿(足利義視よしみ)は、霜月しもつきの夜さむざむと降りしきる雨のなかを、比叡へお上りになされたとの事、いやそれのみか、ついには西の陣へおはしりになつたとやら。
雪の宿り (新字旧仮名) / 神西清(著)
その名高なだかいものには埼玉縣さいたまけん吉見よしみ百穴ひやくあなといふのがあります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
何時いつのほどよりかひまを生じて、互に牙をならし争ふこと、まことに本意なき事ならずや。さるによつてやつがれは、常に和殿を貴とみ、早晩いつかよしみを通ぜんとこそ思へ、いささかも仇する心はなきに、何罪科なにとがあつて僕を、かまんとはしたまふぞ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
これは合戦の当年天正十一年十一月大村由巳よしみの著したもので最も真実に近いが故に、これによって訂正した処がある。
賤ヶ岳合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)