“旧交”のいろいろな読み方と例文
旧字:舊交
読み方割合
きふこう33.3%
きゅうこう33.3%
よしみ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実に可懐なつかしかつたのです、顔を見ると手をつて、たゞち旧交きふこうあたゝめられるとわけで、其頃そのころ山田やまだわたし猶且やはり第二中学時代とかはらずしばんでましたから、往復わうふくともに手をたづさへて
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
先日、路傍でお目にかかった節は、連れがいたし雑沓ざっとうの中で失礼いたしたが、今夜はゆるりと旧交きゅうこうを温めたく思う、そして、自分がつきとめたお千絵殿の所在をお告げする。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
左門座をすすみて、伯氏宗右衛門、塩冶が旧交よしみを思ひて尼子に仕へざるは義士なり。士は、旧主の塩冶を捨てて尼子にくだりしは士たる義なし。