“乾綱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けんかう50.0%
けんこう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然らずんば奸臣てうに満ち、乾綱けんかうひもを解き、内憂外患こも/″\至り、かの衰亡の幕府とえらぶなきに至らむ。於是乎こゝにおいてか、憂国之士、奮然蹶起けつきして、奸邪を芟夷さんいし、孑遺げつゐなきを期すべし。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
いわゆる周道衰微し乾綱けんこう紐を解いたために、封建の諸侯が各々おのおの方隅に割拠し、強は弱を凌ぎ、大は小を併せ、五覇七国並び起り、これに附庸の小国が有って攻伐こうばつ止むの日が無かった。
永久平和の先決問題 (新字新仮名) / 大隈重信(著)