“けんこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
健康30.6%
軒昂21.4%
兼好17.3%
権衡14.3%
兼行4.1%
剣光2.0%
肩胛2.0%
乾綱1.0%
剣香1.0%
堅硬1.0%
建康1.0%
検校1.0%
權衡1.0%
献公1.0%
獻公1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(ハ)精神せいしん保養ほよう。 しかし、ずっと最近さいきんでは、森林しんりん利用りようを、もっとすゝめて、直接ちよくせつ人々ひとびと健康けんこうのために應用おうようすることをかんがへつきました。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
彼自身は意気軒昂けんこうとしていて、そのうちこの丸万留吉が露店仲間に同志を作って、メーデーのときには新しい組合旗をかかげて見せると言っていた。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)
そもそも兼好けんこうほどの剛の者がついておりながら、高武蔵守師直こうのむさしのかみもろなお塩谷えんやの妻でしくじったのも、短気から——すべて色事には短気がいちばんの損気。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
さようしからば顔を洗って出直しましょうかな。——ええ——これから鼻と顔の権衡けんこう一言いちごん論及したいと思います。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
兼行けんこう法師なんか『徒然草』にいっておりますが、よき人の住まった家は後から見て非常によいとか、あるいはそのほか、人の家の庭に、石の沢山あるのは見にくいとか
よい書とうまい書 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
ふいをくった梅雪ばいせつは、ぎょうてんして身をさけようとしたが、ヒュッと、眉間みけんをかすめた剣光けんこうに眼もくらんで
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
遥か南々西に位する雄峰乗鞍岳にあたるのには、肩胛けんこういと広き西穂高岳が、うんと突っ張っている、南方霞岳に対しては、南穂高の鋭峰、東北、常念岳や蝶ヶ岳をむかうには、屏風岩の連峰、北方の勁敵けいてき
穂高岳槍ヶ岳縦走記 (新字新仮名) / 鵜殿正雄(著)
いわゆる周道衰微し乾綱けんこう紐を解いたために、封建の諸侯が各々おのおの方隅に割拠し、強は弱を凌ぎ、大は小を併せ、五覇七国並び起り、これに附庸の小国が有って攻伐こうばつ止むの日が無かった。
永久平和の先決問題 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
剣香けんこうに酔って抜くことも忘れたものか——いわんや、おさよ婆さんなぜか足音をぬすんで、とうの昔にその座敷をまぎれ出ていたことには、かれはすこしも気がつかなかった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
枕木は重にドスならで、北海道に栗は少なく、釧路などには栗が三本と無いが、ドスなら堅硬けんこうにして容易にちず栗にも劣らぬそうである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
建康けんこうに二人の楽人がくじんがありまして、日が暮れてから町へ出ますと、二人のしもべらしい男に逢いました。
それ故に派手は品質の検校けんこうが行われる場合には、往々趣味の下劣が暴露されて下品の極印ごくいんを押されることがある。地味は原本的に消極的対他関係に立つために「いき」の有する媚態をもち得ない。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)
天心が權衡けんこうを保つ刹那せつなより、彼も此も半球をへかの帶を離れつゝ權衡を破るにいたる程の間 四—六
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「むかし、春秋の時代にしん献公けんこうの夫人には、二人の子があった。兄を申生しんせいといい、弟を重耳ちょうじという」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しう太史儋たいしたんしん獻公けんこう