“権衡”のいろいろな読み方と例文
旧字:權衡
読み方割合
けんこう77.8%
つりあい11.1%
はかり5.6%
つりあひ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
守随しゅずい兵三郎なる者甲府から江戸に入って、関東八州の権衡けんこうつかさどり、のち徳川家康の御朱印ごしゅいんを頂いて東日本三十三ヶ国の秤の管理専売を一手に掌握しょうあく
年ごろはたしかに知れないが眼鼻や口の権衡つりあいがまだよくしまッていないところで考えればひどくけてもいないだろう。
武蔵野 (新字新仮名) / 山田美妙(著)
ちよいとちいさいシヤツポをかぶり、洋服で歩いてますから知れませんよ。岩「あの浄玻璃じやうはりの鏡にごふ権衡はかりうしました。 ...
明治の地獄 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
この権衡つりあひうしなはれたる時においむなづくしを取るもおそからずとは、これも当世たうせう奥様気質也おくさまかたぎなりとらまきの一節也せつなり
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)