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権幕
ふりがな文庫
“権幕”の読み方と例文
旧字:
權幕
読み方
割合
けんまく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けんまく
(逆引き)
引掻
(
ひつか
)
きさうな
権幕
(
けんまく
)
をするから、
吃驚
(
びつくり
)
して
飛退
(
とびの
)
かうとすると、
前足
(
まへあし
)
でつかまへた、
放
(
はな
)
さないから
力
(
ちから
)
を
入
(
い
)
れて
引張
(
ひつぱ
)
り
合
(
あ
)
つた
奮
(
はづ
)
みであつた。
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
そのころのお
隅
(
すみ
)
は十八の若さであったが、侍の前に出て、すごい
権幕
(
けんまく
)
をもおそれずにきっぱりと断わった。先方は
怒
(
おこ
)
るまいことか。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
いくら主人の娘でも
無暗
(
むやみ
)
に奉公人を殺して済むかというような、ひどい
権幕
(
けんまく
)
の掛け合いに、主人方でも持て余して居ります。
半七捕物帳:13 弁天娘
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
権幕(けんまく)の例文をもっと
(54作品)
見る
“権幕”の意味
《名詞》
権幕(けんまく)
(「険悪」の連声と言われるも未詳)激しく怒った顔つきや態度。
(出典:Wiktionary)
権
常用漢字
小6
部首:⽊
15画
幕
常用漢字
小6
部首:⼱
13画
“権”で始まる語句
権
権柄
権化
権現
権威
権利
権妻
権力
権高
権衡
“権幕”のふりがなが多い著者
中里介山
下村湖人
島崎藤村
三遊亭円朝
アントン・チェーホフ
夏目漱石
林不忘
岡本綺堂
吉川英治
有島武郎