“權幕”の読み方と例文
新字:権幕
読み方割合
けんまく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれ詮方せんかたなくおやすみなさい、とか、左樣さやうなら、とかつてやうとすれば、『勝手かつてにしやがれ。』と怒鳴どなける權幕けんまく
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
何處どこでもはうがようがす、わしはけつしてはこんだおぼえなんざねえから」かれおそろしい權幕けんまくできつぱりことわつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
兄の權幕けんまくがあまり激しいので、お道も流石さすがに途方に暮れたらしく、そんなら申しますと泣いて謝つた。それから彼女が泣きながら訴へるのを聞くと、松村は又驚かされた。
半七捕物帳:01 お文の魂 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)