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兼行
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けんこう
ふりがな文庫
“
兼行
(
けんこう
)” の例文
孜々営々
(
ししえいえい
)
である。昼夜
兼行
(
けんこう
)
である。そしてこの割
普請
(
ぶしん
)
制の汗の下に、
磐石
(
ばんじゃく
)
も巨木も、思うままに動かされていた。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
兼行
(
けんこう
)
法師なんか『徒然草』にいっておりますが、よき人の住まった家は後から見て非常によいとか、あるいはそのほか、人の家の庭に、石の沢山あるのは見にくいとか
よい書とうまい書
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
補強工事の令が発され、兵は昼夜
兼行
(
けんこう
)
で働いた。そんな或る日、
飛来
(
ひらい
)
した米機をめずらしくも味方の高射砲が射落し、飛行士は夕暮の空に白い花を開かせたように
落下傘
(
らっかさん
)
で降りて来た。
日の果て
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
けれど才蔵は、これから
安土
(
あづち
)
へ昼夜
兼行
(
けんこう
)
でかえろうとしている
体
(
からだ
)
、裾野におけるちくいちの
仔細
(
しさい
)
は、まず第一に、
秀吉
(
ひでよし
)
へ復命すべきところなので、多くを語るはずがない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“兼行”の意味
《名詞》
急ぐため二倍の行程を行くこと。急いで何かをすること。
二つの事柄を兼ねてすること。
(出典:Wiktionary)
兼
常用漢字
中学
部首:⼋
10画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“兼”で始まる語句
兼
兼好
兼々
兼吉
兼実
兼而
兼帯
兼平
兼良
兼備