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健康
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けんこう
ふりがな文庫
“
健康
(
けんこう
)” の例文
窃盗
(
せっとう
)
、
姦淫
(
かんいん
)
、
詐欺
(
さぎ
)
の
上
(
うえ
)
に
立
(
た
)
てられているのだ。であるから、
病院
(
びょういん
)
は
依然
(
いぜん
)
として、
町
(
まち
)
の
住民
(
じゅうみん
)
の
健康
(
けんこう
)
には
有害
(
ゆうがい
)
で、かつ
不徳義
(
ふとくぎ
)
なものである。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
(ハ)
精神
(
せいしん
)
の
保養
(
ほよう
)
。 しかし、ずっと
最近
(
さいきん
)
では、
森林
(
しんりん
)
の
利用
(
りよう
)
を、もっとすゝめて、
直接
(
ちよくせつ
)
に
人々
(
ひとびと
)
の
健康
(
けんこう
)
のために
應用
(
おうよう
)
することを
考
(
かんが
)
へつきました。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
たとえ
真理
(
しんり
)
を
発見
(
はっけん
)
するためとはいいながら、ほかには、
健康
(
けんこう
)
で、
自由
(
じゆう
)
に、
生活
(
せいかつ
)
する
同類
(
どうるい
)
があるのを、
僕
(
ぼく
)
も、やはりかわいそうに
思
(
おも
)
ったのでした。
世の中のために
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あだかも
春
(
はる
)
の
雪
(
ゆき
)
に
濡
(
ぬ
)
れて
反
(
かえ
)
って
伸
(
の
)
びる
力
(
ちから
)
を
増
(
ま
)
す
若草
(
わかくさ
)
のように、
生長
(
しとなり
)
ざかりの
袖子
(
そでこ
)
は
一層
(
いっそう
)
いきいきとした
健康
(
けんこう
)
を
恢復
(
かいふく
)
した。
伸び支度
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
今
(
いま
)
や
本島
(
ほんとう
)
の
主人公
(
しゆじんこう
)
なる
櫻木海軍大佐
(
さくらぎかいぐんたいさ
)
の
健康
(
けんこう
)
は
言
(
い
)
ふ
迄
(
まで
)
もなく、
此頃
(
このごろ
)
では
殆
(
ほとん
)
ど
終日
(
しうじつ
)
終夜
(
しうや
)
を、
秘密造船所
(
ひみつぞうせんじよ
)
の
中
(
なか
)
で
送
(
おく
)
つて
居
(
を
)
る。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
その
挙止
(
きょし
)
活溌
(
かっぱつ
)
にして少しも
病後
(
びょうご
)
疲労
(
ひろう
)
の
体
(
てい
)
見えざれば、
予
(
よ
)
、心の内に先生の
健康
(
けんこう
)
全く
旧
(
きゅう
)
に
復
(
ふく
)
したりと
竊
(
ひそ
)
かに喜びたり。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
第二に、
健康
(
けんこう
)
になる。植物に趣味を持って
山野
(
さんや
)
に草や木をさがし求むれば、自然に
戸外
(
こがい
)
の運動が
足
(
た
)
るようになる。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
これも、ほがらかな秋を
謳歌
(
おうか
)
する人間か、きいていても
筋肉
(
きんにく
)
がピクピクしてきそうな口笛だ。
健康
(
けんこう
)
な
両足
(
りょうあし
)
で、
軽快
(
けいかい
)
な
歩調
(
ほちょう
)
で、やってくるのがわかるような口笛だ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
これは親ごころの
阿呆
(
あほ
)
らしさに解説を加えたものであるが、まだ三十をすぎて間のない私は、身体も
健康
(
けんこう
)
だったし、前途は
洋々
(
ようよう
)
たる希望と野心にふくれあがっていた。
親馬鹿入堂記
(新字新仮名)
/
尾崎士郎
(著)
ただどうか
健康
(
けんこう
)
に生き、人間らしい生活を果して呉れ、親はどうもこの上大したことは出来そうもないから、なるべく兄弟相救けやって進んで行ってくれと
念願
(
ねんがん
)
する外はない。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
修学旅行から大石先生の
健康
(
けんこう
)
はつまずいたようだった。三学期にはいってまもなくのこと、二十日近く学校を休んでいる大石先生の
枕
(
まくら
)
もとへ、ある朝一通のはがきがとどいた。
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
健康
(
けんこう
)
なからだをつくると同時に、
団体競技
(
だんたいきょうぎ
)
として、
協同
(
きょうどう
)
の
精神
(
せいしん
)
をやしなうためのものなのだ。ぎせいの
精神
(
せいしん
)
のわからない人間は、社会へ出たって、社会を
益
(
えき
)
することはできない。
星野くんの二塁打
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
マチアはもうけっして
頭痛
(
ずつう
)
がしなかった。けっしてみじめではなかったし、やせこけても、悲しそうでもなかった。美しい太陽と、さわやかな空気がかれに
健康
(
けんこう
)
と元気をあたえた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
「いや、やりましょう。よう、あなたの
健康
(
けんこう
)
を
祝
(
しゅく
)
します。」
チュウリップの幻術
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
健康
(
けんこう
)
の
人
(
ひと
)
の
住
(
す
)
む
世界
(
せかい
)
と、
病人
(
びょうにん
)
の
住
(
す
)
む
世界
(
せかい
)
と、もし二つの
世界
(
せかい
)
が
別
(
べつ
)
であるなら、それを
包
(
つつ
)
む
空気
(
くうき
)
、
気分
(
きぶん
)
、
色彩
(
しきさい
)
が、また
異
(
こと
)
なっているでありましょう。
雲と子守歌
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それから五
年
(
ねん
)
の
星霜
(
せいさう
)
は
※去
(
すぎさ
)
つたが、
未
(
ま
)
だ
彼
(
かれ
)
の
消息
(
せうそく
)
は
少
(
すこ
)
しも
聞
(
きこ
)
えません、
其間
(
そのあひだ
)
、
私
(
わたくし
)
は
一日
(
いちにち
)
でも
彼
(
かれ
)
の
健康
(
けんこう
)
と、
彼
(
かれ
)
の
大事業
(
だいじげふ
)
の
成功
(
せいこう
)
とを
祈
(
いの
)
らぬ
時
(
とき
)
はないのです。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
はあ、
病人
(
びょうにん
)
、しかし
何
(
なん
)
百
人
(
にん
)
と
云
(
い
)
う
狂人
(
きょうじん
)
が
自由
(
じゆう
)
にそこら
辺
(
へん
)
を
歩
(
ある
)
いているではないですか、それは
貴方々
(
あなたがた
)
の
無学
(
むがく
)
なるに
由
(
よ
)
って、
狂人
(
きょうじん
)
と、
健康
(
けんこう
)
なる
者
(
もの
)
との
区別
(
くべつ
)
が
出来
(
でき
)
んのです。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
たびたびわたしはアーサが
寝台
(
ねだい
)
に
結
(
ゆわ
)
えつけられて、青い顔をしてねむっているところを見ると、わたしはかれをうらやんだ。
健康
(
けんこう
)
と元気に
満
(
み
)
ちたわたしが、かえって病人の子どもをうらやんだ。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
先生
(
せんせい
)
は、
第
(
だい
)
一が
健康
(
けんこう
)
で、つぎは、
正直
(
しょうじき
)
で、まじめであれとつねに
私
(
わたし
)
たちにいわれました。
皆
(
みな
)
さんも
記憶
(
きおく
)
があるでしょう。
生きぬく力
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
これはもう
周囲
(
まわり
)
の
者
(
もの
)
の
疾
(
と
)
うより
認
(
みと
)
めている
所
(
ところ
)
で、
只今
(
ただいま
)
もドクトル、エウゲニイ、フェオドロイチが
云
(
い
)
うのには、
貴方
(
あなた
)
の
健康
(
けんこう
)
の
為
(
ため
)
には、
須
(
すべから
)
く
気晴
(
きばらし
)
をして、
保養
(
ほよう
)
を
専
(
せん
)
一とせんければならんと。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
どんなに
寒
(
さむ
)
い
日
(
ひ
)
でも、
健康
(
けんこう
)
な
若
(
わか
)
い
人
(
ひと
)
たちは、
家
(
いえ
)
にじっとしていられず、なんらか
楽
(
たの
)
しみの
影
(
かげ
)
を
追
(
お
)
うて、
喜
(
よろこ
)
びに
胸
(
むね
)
をふくらませ、
往来
(
おうらい
)
を
歩
(
ある
)
いています。
雲と子守歌
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いわば、ここは、
病人
(
びょうにん
)
だけがいるところであり、
健康
(
けんこう
)
なもののじっとして、いられるところではありませんでした。
だまされた娘とちょうの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
健康
(
けんこう
)
であれば、どこへいっても
生活
(
せいかつ
)
ができる。」と、
学校
(
がっこう
)
の
先生
(
せんせい
)
のおっしゃった
言葉
(
ことば
)
が
浮
(
う
)
かんできました。
とびよ鳴け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
この
健康
(
けんこう
)
そうな
赤
(
あか
)
ん
坊
(
ぼう
)
ほどもある
人形
(
にんぎょう
)
は、そのひょうきんな
顔
(
かお
)
つきでは、いまにも、
足音
(
あしおと
)
におどろいて、
目
(
め
)
をくるくるさし、
通
(
とお
)
りかかる
人
(
ひと
)
になにか
悪口
(
わるくち
)
をいって
戦争はぼくをおとなにした
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
二郎
(
じろう
)
は、いつか、みんなから
遅
(
おく
)
れて、
汗
(
あせ
)
を
流
(
なが
)
して
歩
(
ある
)
いていったびっこの
馬
(
うま
)
を
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
しました。また、
同時
(
どうじ
)
に、
足早
(
あしばや
)
に
歩
(
ある
)
いていった
健康
(
けんこう
)
な
馬
(
うま
)
の
姿
(
すがた
)
を
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
しました。
びっこのお馬
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
幸
(
こう
)
ちゃん、ご
健康
(
けんこう
)
で
働
(
はたら
)
いていますか、
村
(
むら
)
のお
寺
(
てら
)
のいちょうの
木
(
き
)
の
葉
(
は
)
が、はや、こんなに
色
(
いろ
)
づきました。
いちょうの葉
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
もし、すこしぐらいの
痛
(
いた
)
さを
我慢
(
がまん
)
をして、
手術
(
しゅじゅつ
)
を
受
(
う
)
けるなら、十
分
(
ぶん
)
健康
(
けんこう
)
を
取
(
と
)
り
返
(
かえ
)
すことができるのを、どうしても、その
婦人
(
ふじん
)
は、
手術
(
しゅじゅつ
)
を
受
(
う
)
けることを
欲
(
ほっ
)
しなかったのです。
世の中のこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ほんとうに、あの
方
(
かた
)
は、
快活
(
かいかつ
)
な、
陰気
(
いんき
)
なことの
大
(
だい
)
きらいのお
方
(
かた
)
でしたわ。それに、
日
(
ひ
)
ごろあんなに
健康
(
けんこう
)
そうに
見
(
み
)
えましたのに……
人間
(
にんげん
)
の
命
(
いのち
)
というものは、わからんものですわね。
死と話した人
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
一
家
(
か
)
は、いつものごとく
時計
(
とけい
)
が十
時
(
じ
)
を
打
(
う
)
つと
寝
(
ね
)
につきました。
子供
(
こども
)
たちは、二
階
(
かい
)
へ
上
(
あ
)
がって、まくらに
頭
(
あたま
)
を
載
(
の
)
せると、すぐかすかな、
健康
(
けんこう
)
で
心地
(
ここち
)
よさそうな
鼻息
(
はないき
)
をたてていました。
火事
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あの
健康
(
けんこう
)
な、
意志
(
いし
)
の
強
(
つよ
)
い
男
(
おとこ
)
が、もうけっして、もどることがないと
思
(
おも
)
ったからでした。
僕はこれからだ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
しかし、いかにやさしい、
信仰深
(
しんこうぶか
)
いお
母
(
かあ
)
さんでも、
疲
(
つか
)
れれば、しぜんと
眠気
(
ねむけ
)
を
催
(
もよお
)
し、
眠
(
ねむ
)
ることによって、
気力
(
きりょく
)
を
回復
(
かいふく
)
する、
若
(
わか
)
い、
健康
(
けんこう
)
な
肉体
(
にくたい
)
の
持
(
も
)
ち
主
(
ぬし
)
たることに
変
(
か
)
わりはありません。
雲と子守歌
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
先生
(
せんせい
)
も、これからの
子供
(
こども
)
は、
第
(
だい
)
一が
健康
(
けんこう
)
で、つぎは、
正直
(
しょうじき
)
に
働
(
はたら
)
くことだ。それがすなわちお
国
(
くに
)
のためにつくすことになるとおっしゃったろう。
僕
(
ぼく
)
などより、
君
(
きみ
)
のほうがよっぽど
偉
(
えら
)
いんだ。
生きぬく力
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私
(
わたし
)
は、
生
(
い
)
きぬく
力
(
ちから
)
というものを
感
(
かん
)
じました。それは、
学校
(
がっこう
)
にいる
時分
(
じぶん
)
、
先生
(
せんせい
)
からも
聞
(
き
)
いた、
健康
(
けんこう
)
で、まじめに
働
(
はたら
)
くということですが、
同窓
(
どうそう
)
の
小泉
(
こいずみ
)
くんについて、
最近
(
さいきん
)
私
(
わたし
)
は
胸
(
むね
)
を
打
(
う
)
たれました。
生きぬく力
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
もう、十七、八になりましたときに、
彼
(
かれ
)
は、ある
南方
(
なんぽう
)
の
工場
(
こうじょう
)
で
働
(
はたら
)
いていました。しかし、だれでもいつも
健康
(
けんこう
)
で
気持
(
きも
)
ちよく、
暮
(
く
)
らされるものではありません。この
若者
(
わかもの
)
も
病気
(
びょうき
)
にかかりました。
あほう鳥の鳴く日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
若
(
わか
)
い、
健康
(
けんこう
)
な
男女
(
だんじょ
)
は、それぞれ
工場
(
こうじょう
)
へいき、
活溌
(
かっぱつ
)
に
働
(
はたら
)
いたのですが、
正吉
(
しょうきち
)
は、それらの
人
(
ひと
)
たちと
同
(
おな
)
じことはできず、ある
電気工場
(
でんきこうじょう
)
へ
勤
(
つと
)
めて、
体力
(
たいりょく
)
にふさわしい
仕事
(
しごと
)
として、ニクロム
線
(
せん
)
を
巻
(
ま
)
いたり
心の芽
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「これは、ほんとうにいいところだ。」と、すずめは
思
(
おも
)
いました。
食
(
た
)
べ
物
(
もの
)
の
心配
(
しんぱい
)
もなく、
湯
(
ゆ
)
にはいって、
療治
(
りょうじ
)
をするうちに、
羽
(
はね
)
の
傷
(
きず
)
もだんだんになおって、まったく
健康
(
けんこう
)
な
体
(
からだ
)
となったのであります。
温泉へ出かけたすずめ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
良
(
りょう
)
一は、
母
(
はは
)
の
健康
(
けんこう
)
なのが、なによりもうれしかったのです。
僕が大きくなるまで
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“健康”の解説
健康 (けんこう、la: salus、de: Gesundheit、en: health)とは、心身ともに様態が良好であり穏やかな状態であること。疾病の予防や健康の保持、増進などを健康管理(けんこうかんり、en: health care)といい、身体の状態のみでなく、精神の状態を表す時にも使われている。
(出典:Wikipedia)
健
常用漢字
小4
部首:⼈
11画
康
常用漢字
小4
部首:⼴
11画
“健康”で始まる語句
健康な虱
健康状態