“こも/″\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
交々58.3%
交〻25.0%
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
要するに、女の職分を毅然として守る一個の性格と信念とが、純粋に美化され、おのづから相手の男に、情熱と休息とを交々こも/″\与へればいいのである。
双面神 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
「震災後二年を隔てゝ夏秋の交に及び、先生時邪に犯され、發熱劇甚げきじんにして、良醫交〻こも/″\きたしんし苦心治療を加ふれど効驗なく、年八十にして七月十八日溘然かふぜん屬纊ぞくくわう哀悼あいたうを至す」
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
既にして後人がこも/″\起つてこれを増益した。そして原文と諸家の文とが混淆した。多紀茝庭たきさいていは「爾後転輾附益非一、而旧経之文、竟併合于諸家書中、無復専本之能伝于後矣」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)