“こもごも”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コモゴモ
語句割合
交々59.1%
交〻34.8%
6.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むなく帰省して見れば、両親は交々こもごも身の老衰を打ちかこち、家事を監督する気力もせたれば何とぞ家居かきょして万事を処理しくれよという。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
と、手燭てしょくをかざして、寺の庭を、奥ふかくまで導きながら、羽柴家の人々は、交〻こもごもにいい訳をのべて、客に謝するのであった。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
頃者このごろ年穀ねんこく豊かならず、疫癘やくらいしきりに至り、慙懼ざんくこもごも集りて、ひとりらうしておのれを罪す。これを以て広く蒼生さうせいためあまね景福けいふくを求む。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)