“長堤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうてい50.0%
ちゃうてい25.0%
ちやうてい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
玉川のわたしを渡って、また十丁ばかり、長堤ちょうていを築いた様に川と共に南東走する低い連山の中の唯有る小山をじて百草園に来た。もと松蓮寺の寺跡じせきで、今は横浜の某氏が別墅べっしょになって居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
故郷春深し行々ゆきゆきて又行々ゆきゆく 楊柳やうりう長堤ちゃうていやうやくくれたり
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
空が曇つてぽつり/\降り出した雨が、蔽冠おほひかぶさる櫻の花に遮られて、それほどには着物を濡さぬのを幸ひと、の十二時過ぎ向島の長堤ちやうてい木母寺もくぼじ近くまで歩いた事があつた。
歓楽 (旧字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)