“渫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さら93.3%
しやく3.3%
ざら3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
洪水の時にでも、土をさらわれて行ったらしい断岸きりぎしに、楊柳かわやなぎおおきなのが、根を露出して、水のうえへかがみ腰に枝を垂れている——
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
此時分このじぶん發掘法はつくつはふといふのは、幼稚ようちなもので、幻花はハンマーでこつこつつて、布呂敷ふろしき貝殼かひがらしやくくらゐ。
Aはその副院長の前で、谷山家の秘密を洗いざらいサラケ出したばかりでなく、自分の発狂の真原因までも思い出して、アッサリ白状してしまったのでした。
キチガイ地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)