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断岸
ふりがな文庫
“断岸”の読み方と例文
読み方
割合
きりぎし
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きりぎし
(逆引き)
洪水の時にでも、土を
渫
(
さら
)
われて行ったらしい
断岸
(
きりぎし
)
に、
楊柳
(
かわやなぎ
)
の
巨
(
おお
)
きなのが、根を露出して、水のうえへ
屈
(
かが
)
み腰に枝を垂れている——
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
谷には
桟
(
かけはし
)
を以てすれば、要するに地続きの実が現われるものですけれども、ここの懸崖というものはちょうど、地球と月世界との間の絶対と同じこと、下を見れば見るほど底の知れない
断岸
(
きりぎし
)
——
大菩薩峠:35 胆吹の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
峠に立って打見やれば、八面
嵯峨
(
さが
)
たる谷の
断岸
(
きりぎし
)
。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
断岸(きりぎし)の例文をもっと
(3作品)
見る
“断岸”の意味
《名詞》
切り立った岸。断崖。崖。
(出典:Wiktionary)
断
常用漢字
小5
部首:⽄
11画
岸
常用漢字
小3
部首:⼭
8画
“断”で始まる語句
断
断崖
断念
断乎
断末魔
断食
断然
断片
断々
断腸
“断岸”のふりがなが多い著者
中里介山
吉川英治