“断腸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だんちょう93.3%
だんちやう6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
心が高潔だったので、実物よりも何層倍となく美しい顔を画き、しかもその画には秋風のような断腸だんちょうのわびしさがにじみ出て居りました。
虚構の春 (新字新仮名) / 太宰治(著)
みな断腸だんちょうの思いをみ、眼には悲涙をたぎらせていた。為に、彼方かなたへ遠ざかる舟の影すら、涙にかすんで熟視していられなかった。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)