“平瀉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひらかた50.0%
へいしや50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朝霧てうむいまだはれず。水車の処に舟をよせて観たり。行々ゆき/\て右淀の大橋を見、左に桂川の落口を見て宮の渡の辺に到て、きりはれ日光あきらかに八幡の山平瀉ひらかたの民家一覧に入て画がけるがごとし。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
これより漸く佳境に進みて「影なる人のかたる」を言ひ、或は平瀉へいしや、或は急奔、遂に「われらが罪をゆるせかし、犠牲にへとなりしは愛のため」