“溼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うるほ50.0%
しふ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
榛軒は庚寅の年に侯に扈随して福山に往つた時、午後屡轎中に仮寐(かび)した。そして涎が流れて襟を溼(うるほ)した。榛軒は自ら白布を截つて涎衣(よだれかけ)を製し、轎(かご)に上(のぼ)る毎にこれを腮下(さいか)に懸けた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
彼の毒菌の溼(しふ)に生じ、冷燄の朽(くちき)に燃ゆるが如き、倐生忽滅して、常無きものは、其の愈〻新にして愈〻取るに足らず、愈〻奇にして、愈〻道(い)ふに値せざるを見るのである。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)