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涎衣
ふりがな文庫
“涎衣”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ぜんい
50.0%
よだれかけ
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぜんい
(逆引き)
一日
(
あるひ
)
侯は急に榛軒を召した。榛軒は
涎衣
(
ぜんい
)
を脱することを忘れて侯の前に進み出た。
上下
(
しやうか
)
皆笑つた。榛軒
纔
(
わづか
)
に悟つて
徐
(
しづか
)
に涎衣を解いて懐にし、
恬
(
てん
)
たる面目があつた。是が二つである。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
涎衣(ぜんい)の例文をもっと
(1作品)
見る
よだれかけ
(逆引き)
榛軒は庚寅の年に侯に扈随して福山に往つた時、午後屡轎中に
仮寐
(
かび
)
した。そして涎が流れて襟を
溼
(
うるほ
)
した。榛軒は自ら白布を截つて
涎衣
(
よだれかけ
)
を製し、
轎
(
かご
)
に
上
(
のぼ
)
る毎にこれを
腮下
(
さいか
)
に懸けた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
涎衣(よだれかけ)の例文をもっと
(1作品)
見る
涎
漢検1級
部首:⽔
10画
衣
常用漢字
小4
部首:⾐
6画
“涎”で始まる語句
涎
涎掛
涎懸
涎垂
涎流
涎液
涎繰
涎臭
涎食