“卑溼”の読み方と例文
読み方割合
ひしつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
成善はこの年十月ついたちに海保漁村と小島成斎との門にった。海保の塾は下谷したや練塀小路ねりべいこうじにあった。いわゆる伝経廬でんけいろである。下谷は卑溼ひしつの地なるにもかかわらず、庭には梧桐ごとうえてあった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)