“錆朽”の読み方と例文
読み方割合
さびく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただおどかしばかりでもなさそうな、秘密と、奇異と、第一、人気のまるでないその祠に、入口にかかった薙刀なぎなたを思うと、掛釘が錆朽さびくちていまいものでもなし、控えの綱など断切れていないと限らない。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)