くちき)” の例文
彼の毒菌のしふに生じ、冷燄のくちきに燃ゆるが如き、倐生忽滅して、常無きものは、其の愈〻新にして愈〻取るに足らず、愈〻奇にして、愈〻道ふに値せざるを見るのである。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
安の曰く、殿下を刺すこと、くちきとりひしぐが如くならんのみと。王太息して曰く、高皇帝、く壮士を養いたまえりと。勇卒を選みて、安を北平に送り、世子をしてく之をせしむ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)