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朽樹
ふりがな文庫
“朽樹”の読み方と例文
読み方
割合
くちき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くちき
(逆引き)
山の草、
朽樹
(
くちき
)
などにこそ、あるべき茸が、人の
住
(
すま
)
う屋敷に、所嫌わず
生出
(
はえい
)
づるを忌み悩み、ここに、法力の
験
(
げん
)
なる山伏に、
祈祷
(
きとう
)
を頼もうと、橋がかりに向って呼掛けた。
木の子説法
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
心を冷たく打ち
挫
(
ひし
)
ぎ、まるで枯れ尽した
菅
(
すげ
)
か、荒壁を思わす
朽樹
(
くちき
)
の肌でも見るかのような、妙にうら
淋
(
さび
)
れた——まったく見ていると、その暗い情感が、ひしと心にのしかかってくるのだった。
白蟻
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
朽樹(くちき)の例文をもっと
(2作品)
見る
朽
常用漢字
中学
部首:⽊
6画
樹
常用漢字
小6
部首:⽊
16画
“朽”で始まる語句
朽
朽木
朽葉
朽葉色
朽果
朽目
朽尼
朽縁
朽沈
朽敗
“朽樹”のふりがなが多い著者
小栗虫太郎
泉鏡花