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『学校騒動』
ふりがな文庫
『
学校騒動
(
がっこうそうどう
)
』
その年(大正六年)、二十歳になったばかりの西方現助は、ある日の午後、寄宿舎の門を出て鶴巻町の大通りへぬけようとする曲り角で彼の先輩である東山松次郎に会った。東山は浴衣を着て両袖を肩にたくしあげている。彼は苦学力行の士であった。政治科在学中か …
著者
尾崎士郎
初出
「早稻田大學」文藝春秋新社、1953(昭和28)年10月20日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1時間13分(500文字/分)
朗読目安時間
約2時間1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
強
(
した
)
明
(
あきら
)
機
(
はず
)
犇々
(
ほんほん
)
佩劔
(
はいけん
)
唯
(
ただ
)
唾液
(
つば
)
寛
(
くつろ
)
所謂
(
いわゆる
)
枠
(
わく
)
此処
(
ここ
)
毎朝
(
まいあさ
)
漾
(
ただよ
)
節
(
ふし
)