トップ
>
陥込
ふりがな文庫
“陥込”の読み方と例文
旧字:
陷込
読み方
割合
おちこ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おちこ
(逆引き)
そこまで、聴いたとき、美奈子は自分の立っている廊下の床が、ズーッと
陥込
(
おちこ
)
むような感じがしたかと思うと、支配人が
駭
(
おどろ
)
いて彼女の右の肩口を捕えていた。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
なまじ足手
纏
(
まとい
)
がなくて反ってよかったとしても、相手の警備の
行届
(
いきとど
)
いているのに驚いている頃は、巧妙に作られた罠に
陥込
(
おちこ
)
んで、免れようもなく
羽搏
(
はばた
)
いていたのでした。
十字架観音
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「これは
迚
(
とて
)
もいかん。
寧
(
むし
)
ろ廃殿の中で眠った方が得策だ」と早速天幕を疊み、一同はまたもやゾロゾロと、
簷
(
のき
)
は傾き、壁板は倒れ、床は朽ちて
陥込
(
おちこ
)
んでいる廃殿に
上
(
のぼ
)
り
本州横断 癇癪徒歩旅行
(新字新仮名)
/
押川春浪
(著)
陥込(おちこ)の例文をもっと
(6作品)
見る
陥
常用漢字
中学
部首:⾩
10画
込
常用漢字
中学
部首:⾡
5画
“陥”で始まる語句
陥
陥穽
陥落
陥入
陥没
陥欠
陥阱
陥擠
陥滅
陥隔
“陥込”のふりがなが多い著者
押川春浪
菊池寛
野村胡堂