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従順
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じゅうじゅん
ふりがな文庫
“
従順
(
じゅうじゅん
)” の例文
旧字:
從順
朕カ
在廷
(
ざいてい
)
ノ大臣ハ朕カ
為
(
ため
)
ニ此ノ憲法ヲ施行スルノ
責
(
せめ
)
ニ任スヘク朕カ現在及将来ノ臣民ハ此ノ憲法ニ対シ永遠ニ
従順
(
じゅうじゅん
)
ノ義務ヲ負フヘシ
大日本帝国憲法
(旧字旧仮名)
/
日本国
(著)
いつもあれほど、せっかちで、かんしゃく持ちで、だれにもいたずらばかりしていたかれが、それはもうおとなしく
従順
(
じゅうじゅん
)
であった。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
わたくしもわたくしの同棲者も元来が
或
(
あ
)
る信念の上に立つと
従順
(
じゅうじゅん
)
な人間になり生活意識や
情操
(
じょうそう
)
が
一所
(
ひとところ
)
に
集注
(
しゅうちゅう
)
するたちと見えます。
家庭愛増進術:――型でなしに
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
しかし私の子供時代を思いかえすと、外観上の
従順
(
じゅうじゅん
)
は、必ずしも心からの従順ではなかった。内心では
是
(
ぜ
)
を是とし、非を非として、かなり批判的であったと思った。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
彼は、自分がお芳に対して出来るだけ
従順
(
じゅうじゅん
)
であろうとつとめていた一ヵ月まえまでの生活を思い起して、何かくやしいような気がした。彼はさぐるような眼をして
次郎物語:02 第二部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
▼ もっと見る
そうかと思うと、それほどけばけばしく女性尊重を放送しないフランス人が、家庭は全く主婦の女王の
傘下
(
さんか
)
に
従順
(
じゅうじゅん
)
に
温
(
あたた
)
まって
易々諾々
(
いいだくだく
)
である。
女性崇拝
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
ただ
従順
(
じゅうじゅん
)
に伝統や規則や指揮命令に従って形をととのえていくというような簡単な生活ではない。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
ジョリクールはなるほどはしっこいし、ちえもあるけれども、注意もしないし、
従順
(
じゅうじゅん
)
でもないのだ。かれは教えられたことはわけなく
覚
(
おぼ
)
えるが、すぐそれを
忘
(
わす
)
れてしまう。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
わたしは、いつでもかれに
従順
(
じゅうじゅん
)
であったけれども、この場合はかれといっしょにミリガン
夫人
(
ふじん
)
の部屋に行くことが、わたしとしてむろん正当でもあり
自然
(
しぜん
)
なことだと思っていた。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
従
常用漢字
小6
部首:⼻
10画
順
常用漢字
小4
部首:⾴
12画
“従”で始まる語句
従
従兄
従弟
従兄弟
従妹
従容
従姉
従来
従兄妹
従者