“易々諾々”の読み方と例文
読み方割合
いいだくだく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こういう気もちから易々諾々いいだくだくとしてお藤のつれこむにまかせたのが……どこかは知れず、この縁の下のようなせまい穴蔵の底であった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
そうかと思うと、それほどけばけばしく女性尊重を放送しないフランス人が、家庭は全く主婦の女王の傘下さんか従順じゅうじゅんあたたまって易々諾々いいだくだくである。
女性崇拝 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
ゴリキイはレニンに全く牛耳ぎゅうじられて易々諾々いいだくだくのふうがあった、プルウストのかの出版屋への三拝九拝の手紙、これをこそ、きみ、リアルというか。
HUMAN LOST (新字新仮名) / 太宰治(著)