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『雌に就いて』
ふりがな文庫
『
雌に就いて
(
めすについて
)
』
フィジー人は其最愛の妻すら、少しく嫌味を覚ゆれば忽ち殺して其肉を食うと云う。又タスマニヤ人は其妻死する時は、其子までも共に埋めて平然たる姿なりと。濠洲の或る土人の如きは、其妻の死するや、之を山野に運び、其脂をとりて釣魚の餌となすと云う。 そ …
著者
太宰治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「若草」1936(昭和11)年5月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約11分(500文字/分)
朗読目安時間
約17分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
従順
(
おとな
)
点綴
(
てんてい
)
酌
(
しゃく
)
業
(
ごう
)
児
(
ご
)
葬
(
とむら
)
浴衣
(
ゆかた
)
箸
(
はし
)
細紐
(
ほそひも
)
膳
(
ぜん
)
華
(
はな
)
檻
(
おり
)
行燈
(
あんどん
)
贋
(
にせ
)
這
(
は
)
銚子
(
ちょうし
)
阿呆
(
あほう
)
汲
(
く
)
欄干
(
らんかん
)
上衣
(
うわぎ
)
手拭
(
てぬぐい
)
忽
(
たちま
)
幽
(
かす
)
就
(
つ
)
嫌味
(
いやみ
)
呉
(
く
)
其
(
その
)
側妻
(
そばめ
)
仕業
(
しわざ
)
之
(
これ
)
下手
(
へた
)