“蛤貝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うむがひ50.0%
はまぐりがい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここにその御祖みおやの命哭き患へて、天にまゐのぼりて、神産巣日かむむすびの命にまをしたまふ時に、𧏛貝きさがひ比賣と蛤貝うむがひ比賣とを遣りて、作り活かさしめたまひき。
親の前でこそ蛤貝はまぐりがい反身そっくりかえれ、他人の前では蜆貝しじみがいと縮まるお勢の事ゆえ、さいなまれるのが辛らさにこの女丈夫に取入ッて卑屈を働らく。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)