“造酒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みき60.0%
ざうしゆ20.0%
つくりざけ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幹太郎は二十七歳になり、名も深喜みき(註、彼の名は一般に『造酒みき』として知られているが、高倉テル氏の考証によると『深喜みき』が正しいそうで、作者もそれに従った)
花も刀も (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
そしてそれに対する町奉行以下諸役人の処置にたひらかなることが出来なかつた。賑恤しんじゆつもする。造酒ざうしゆに制限も加へる。しかし民の疾苦しつくは増すばかりで減じはせぬ。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
茂十郎さんの家では、もと酒屋であったが、造酒つくりざけは金を寝かして商法に働きの少いのを見て取り、それから茶商に転じたという。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)