“造酒司”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みきづかさ50.0%
みきのつかさ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雑戸ざっことは種々の技芸・工業・雑役等に従事するもので、例えば珠玉を造る玉造部たまつくりべとか、弓を造る弓削部ゆげべとか、鎧を造る鎧作よろいつくりとか、雅楽寮うたづかさ楽戸がくこ主船司すせんじ船戸せんこ造酒司みきづかさ酒戸しゅこ典薬寮てんやくりょう薬戸やくこ
上代の例としては『日本霊異記にほんりょういき』に、紀州に酒を造る女のあった話が出ている。独りそれのみならず、『延喜式えんぎしき』に見えている宮中の造酒司みきのつかさでも、その酒造り役は女だったようである。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)