“ざうさ”の漢字の書き方と例文
語句割合
造作100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二七七 總て造作ざうさせられたる物は無常なり、と、慧にて知るときは是に由つて苦を厭ふ、是れ淨に到る道なり。
法句経 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
とうさんはまだ幼少ちひさかつたものですから、おうちぢいやに手傳てつだつてもらひまして、造作ざうさなく出來できたこつくりました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
見ればさいはひ、芦の中からなかば沼へさし出てゐる、年経としへた柳が一株ある。あすこから沼へ飛びこみさへすれば、造作ざうさなく水の底にある世界へかれるのに違ひない。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)