トップ
>
造作
>
つくり
ふりがな文庫
“
造作
(
つくり
)” の例文
邸の
造作
(
つくり
)
も異様であったが、永く手入れをしないと見えて、門は傾むき屋根は崩れ凄まじいまでに荒れていた。——見たこともない家造りである。
加利福尼亜の宝島:(お伽冒険談)
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
鮨町を細川越中の下屋敷へ抜けようとする一廓が神田代地、そこにいかにも富限者らしい
造作
(
つくり
)
があって近所の人は一口に
因業御殿
(
いんごうごてん
)
と呼んでいるが、これこそ因業家主が通名の大家久兵衛が
住宅
(
すまい
)
。
釘抜藤吉捕物覚書:05 お茶漬音頭
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「嫁貰いだから家の商売を調べる。なるほどこいつア順当だ。……そこでこっちも順当にいおうぜ……家の
造作
(
つくり
)
から推し計ると、ざっと茶の湯の師匠かな」
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
辺鄙
(
へんぴ
)
の山の
温泉
(
ゆ
)
の宿は、部屋の
造作
(
つくり
)
も
装飾
(
かざり
)
も
以前
(
むかし
)
と変わらなかった。天井の雨漏りの跡さえそのままであった。
猿ヶ京片耳伝説
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“造作”の意味
《名詞》
(ぞうさ、ぞうさく)造ること。
(ぞうさく)建物の内部の天井を張ったり、棚をつけたりして、家の内部を作ること。
(ぞうさく)建築内部の仕上材や取付物のこと、主に取り外し可能なもの。
(ぞうさく)顔のつくり。
(ぞうさ)手間や費用がかかること。
(出典:Wiktionary)
造
常用漢字
小5
部首:⾡
10画
作
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
“造”で始まる語句
造
造詣
造花
造做
造化
造主
造船所
造兵廠
造酒
造出