“解毒”の読み方と例文
読み方割合
げどく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは椋島むくじま技師が陸軍大臣と打合わせた手筈てはずにより、投獄と世間をいつわって実はひそかに某所ぼうしょで作りあげたフォルデリヒト解毒げどく瓦斯であった。
国際殺人団の崩壊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
医師を招いて診察を求めると、それは食い物の中毒であるといった。解毒げどく剤をあたえられて、一同幸いに本復したが、馬夫だけは多く食ったために生きなかった。
解毒げどくまされて体がなおると、猶予ゆうよなく、おきまりの軍鶏籠とうまるかごに乗せられて、甲府表から江戸町奉行へ差立てになり、阿弥陀あみだ街道から笹子、小仏を揺られて来ました。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)