“解毒剤”の読み方と例文
読み方割合
げどくざい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「世界は多数のナポレオンを要しない。見よ。欧羅巴ヨーロッパは一つしかないではないか? よし。おれが解毒剤げどくざいこしらえてやる」
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
* 最近、日本に現われた「大衆文学」というものは、どんな芸術的主張をもつのか解らないが、とにかく現文壇への解毒剤げどくざいとして、一つの公開さるべき処方である。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
「こりゃいかん。解毒剤げどくざいをすぐ!」と、この状況に予想もし得ない意外な言葉を吐いた。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)