“某国”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼうこく80.0%
なにがし20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明智は某国ぼうこくからの招きに応じ、ある重大な事件に関係し、みごとに成功をおさめて帰ってくるのですから、いわば凱旋将軍がいせんしょうぐんです。
怪人二十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
以前、博士のところへ、新兵器の技術を盗みに来た某国ぼうこくのスパイは、博士のところにあった押釦ばかり百種も集めて、どろんを極めたそうである。
灰皿にも用いよう。がねがわくば、竜涎りゅうぜん蘆薈ろかい留奇とめきの名香。緑玉エメラルド、真珠、紅玉ルビイらせたい。某国なにがし——公使の、その一品ひとしなおくりものに使ってから、相伝えて、外国の註文が少くない。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)