“ぼうこく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
某国80.0%
亡国20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その某国ぼうこくというのはどこか知らないが、多分オロシャではないかと思われる。
大菩薩峠:28 Oceanの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
“○○ゴルフ場の怪事件、某国ぼうこく落下傘隊らっかさんたいの仕業か、多数のもぐらを降下さす”
未来の地下戦車長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そして、亡国ぼうこくの余煙をとむらわんとするのか、おがむように笙を持って、しずかに、その歌口うたぐちへくちびるをあてた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
叔父おじであろうが、肉親にくしんであろうが、亡国ぼうこくの血すじのものとなれば、よせつけないのが戦国のならいだ。忍剣もうらみをのんでふたたびどこかの山奥へもどるよりすべがなかった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)