“舶来”のいろいろな読み方と例文
旧字:舶來
読み方割合
はくらい95.5%
はくれえ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『女だってそのくらいな楽しみがなけりゃ仕様がない』そう云って、舶来はくらいのいいにおいのする煙草を買って来ては彼女に吸わせました。
途上 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「さあ、愈々いよ/\出世の手蔓てづるが出来かかつたぞ。明日あすは一つあの殿様のお顔を、舶来はくらい石鹸しやぼんのやうにつるつるに剃り上げて呉れるんだな。」
その時分までは何でもカンでも舶来はくれえ舶来はくれえってんで紅茶でも何でもメード・イン・毛唐けとうでねえと幅が利かねえのがしゃくだってんで……。
人間腸詰 (新字新仮名) / 夢野久作(著)