“纖維(せんゐ)” の例文
新字:繊維
二人(ふたり)の精神(せいしん)を組(く)み立(た)てる神經系(しんけいけい)は、最後(さいご)の纖維(せんゐ)に至(いた)る迄(まで)、互(たがひ)に抱(だ)き合(あ)つて出來(でき)上(あが)つてゐた。彼等(かれら)は大(おほ)きな水盤(すゐばん)の表(おもて)に滴(した)たつた二點(てん)の油(あぶら)の樣(やう)なものであつた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)