“てうづばち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手水鉢66.7%
手洗鉢14.3%
水盤9.5%
盥盤9.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「くみちやん、あとでお手水鉢てうづばちへ水を入れといて下さいな。すつかり片附いたらこちらへ入らつしやい。まあほんとにいゝ画だわね。」
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
お糸はどう骨を折つても、奧方を味方に引入れることが出來さうもないとわかつて、手洗鉢てうづばちの前で手を洗つてる奧方を、後ろからかゝへるやうにして胸を刺してしまつた。
一妓ひとりのぎ社のうしろに入りて立かへり石の水盤てうづばちかれたる水をわづかすくひあらひしはたれりしならん。
二タおし三おしにいたればいかなる人もあつきこと暑中のごときゆゑ、堂のほとりにある大なる石の盥盤てうづばちに入りて水をび又押に入るもあり。一ト押おしてはいきをやすむ、七押七をどりにてやむさだめとす。