“ヨコタハ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:よこたは
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
岩牀イハドコの上に、フタタビ白々とヨコタハつて見えるのは、身じろきもせぬからだである。唯その真裸な骨の上に、鋭い感覚ばかりが活きてゐるのであつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
まともに、寺を圧してつき立つてゐるのは、二上山フタカミヤマである。ソノ真下に涅槃仏ネハンブツのやうな姿にヨコタハつてゐるのが麻呂子山マロコヤマだ。其頂がやつと、講堂の屋の棟に、乗りかゝつてゐるやうにしか見えない。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)