“よこた”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヨコタ
語句割合
96.9%
横仆2.4%
0.3%
横倒0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
装飾のない室の外は葭簀よしず日避ひよけをした外縁ヴエランダになつてゐて、広々した海湾の景色は寝台の上によこたはりながら一目ひとめ見晴みはらすことが出来る。
海洋の旅 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
範覚のやった所業しわざなのであろう、両手両膝をしばられて、猿轡さるぐつわまでかまされた浮藻の姿が、痛々しくその奥に横仆よこたわっていた。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
が、根柢によこたわってるのが懐疑だから、やともするとヒューマニチーはグラグラして、命の綱と頼むには手頼甲斐たよりがいがなかった。
二葉亭追録 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
翌朝、彼女の天幕の中に、どこにも傷の無い屍骸となって果して横倒よこたわって居りました。
西班牙の恋 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)