“ヨコタ”の漢字の書き方と例文

ひらがな：よこた

語句	割合
横	100.0%

横

たとへば、俤に見たお人には逢はずとも、その俤を見た山の麓に来て、かう安らかに身を横（ヨコタ）へて居る。

死者の書 (新字旧仮名) ／ 折口信夫(著)

八つの声が答へて、彼等は訓練せられた所作のやうに、忽（タチマチ）一度に、草の上に寛（クツロ）ぎ、再（フタタビ）杖を横（ヨコタ）へた。

死者の書 (新字旧仮名) ／ 折口信夫(著)

なみの人の竪にさげて佩く大刀を、横（ヨコタ）へて吊る佩き方を案出した人である。

死者の書 (旧字旧仮名) ／ 折口信夫(著)

なみの人の竪（タテ）にさげて佩（ハ）く大刀を、横（ヨコタ）へて吊る佩き方を案出した人である。

死者の書 (新字旧仮名) ／ 折口信夫(著)

父は、男壯（ヲトコザカリ）には、横佩（ヨコハキ）の大將（ダイシヨウ）と謂はれる程、一ふりの大刀のさげ方にも、工夫を凝らさずには居られぬだて者（モノ）であつた。なみの人の竪にさげて佩く大刀を、横（ヨコタ）へて弔る佩き方を案出した人である。

死者の書 (旧字旧仮名) ／ 折口信夫、釈迢空(著)