“涅槃仏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねはんぶつ50.0%
ネハンブツ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其真下に涅槃仏ねはんぶつのような姿に横っているのが麻呂子山だ。其頂がやっと、講堂の屋の棟に、乗りかかっているようにしか見えない。こんな事を、女人にょにんの身で知って居るわけはなかった。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
まともに、寺を圧してつき立つてゐるのは、二上山フタカミヤマである。ソノ真下に涅槃仏ネハンブツのやうな姿にヨコタハつてゐるのが麻呂子山マロコヤマだ。其頂がやつと、講堂の屋の棟に、乗りかゝつてゐるやうにしか見えない。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)